②腰痛
2016年2月10日
腰痛になったらどうすれば良いかについて話す前に、腰の構造について少し述べたいと思います。
みなさんが知っている背骨と呼ばれる場所がありますよね。
背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨から成り立っているわけですが、これが上から下へS字状にカーブしていて身体全体のバランスをとっています。
もちろん、背骨だけで身体を安定させることはできません。じん帯や腹筋、背筋などによってロープのように固定されていて、必要な時にはしなやかな動きにも対応できます。そのため、筋力などが低下すると、S字カーブでのバランスが崩れて腰痛の原因になるのです。
腰痛の原因としては、先に述べたとおり骨・筋肉の異常に基づくものが多いと思います。中には内臓の異状によるものもあります。
ただ腰痛は、加齢によって増えるのではなく、若い人にも結構多く観られます。
ここで問題ですが、みなさんはぎっくり腰(急性腰痛)の場合、温めますか?冷やしますか?
正解は「冷やす」ですが、ここでしてはならないことは、お風呂で湯船につかって温めることです。
その時は良いのですが、後から徐々に痛みが増してきます。経験された方もいるのではないでしょうか?
急性腰痛の場合、冷やすことで痛みを和らげることができます。ただ冷やしすぎると回復を遅らせることがあるので注意してください。
逆に慢性の腰痛の場合は、温めたりマッサージをするのが効果的です。
急性の腰痛とは違い、炎症などを持っていないため、筋肉などをやわらかくしてあげると良いでしょう。
ここを間違えないように気を付けてくださいね!
最後に、「腰」という漢字は、「月」と「要」から成り立っていますが、「月」は肉づきへん、身体という意味です。
つまり、「身体の要」と書いて「腰」ということです。
身体にとってはそれ程重要だということですね!