③腰痛(その②)
2016年2月13日
身体も筋肉も硬くなりやすくなる季節に入りそうですね。
さて今回は前回に続き腰痛についてご説明します。
腰痛の原因の1つとして、生活習慣病の「悪い姿勢」があります。姿勢が悪いと腰に緊張を与え、段々と蝕んでいきます。
例えば、重たい荷物を持つ、車を長時間運転する、料理、洗濯、掃除機をかけるなど色々あります。
しかし、皆さんが最もしている「悪い姿勢」は、座る姿勢と寝る姿勢です。
座る姿勢では、寒い季節になるとこたつに入ってテレビを長時間見ることが多いと思いますが、その時にあぐらをかいたり、足を投げ出したり、体育座りをしたりするのは腰にかなり負担をかけます。良い座り方は、何かにもたれかかったり、座椅子に座ったり、足を投げ出すのであれば膝裏にバスタオルを丸めて入れておくのが良いと思います。
してはいない寝る姿勢は、うつ伏せで寝る事です。うつ伏せだと腰ばかりでなく顎も痛めてしまうため注意が必要です。
なぜダメなのかというと、背骨が反り返って背骨のカーブのバランスが崩れてしまうからです。この寝方をすることで筋肉も緊張し、バランスも失うのです。睡眠自体もたとえその寝方があなたにとって最適な寝方だとしても、ひょっとしたらもっと素晴らしい眠りがあるかもしれませんよ!
良い寝る姿勢は、やはり仰向け、または横向きでしょう。ただし仰向けの場合は、座る時と同様に膝の裏にバスタオルなどを丸めておくのがよいでしょう。
横向きの場合は、エビのように少し前傾姿勢で寝るのがよいと思います。また、左右どちらかの腰が痛んでいるか分かっている場合は、痛みのある方を上向きにして寝るのが良いでしょう。
念を押して付け加えますが、急性の腰痛(ぎっくり腰)の場合は「冷やす」ことです!
間違っても温めたりしないように気を付けてください。
姿勢をひとつ直すことにより、腰痛になりにくい身体を作っていきましょう。
もう一度、「正しい姿勢」を考えてみてはいかがでしょうか。