めまいについて㉕
2016年2月27日
最近、めまいの患者さんが増えている気がします。
めまいの原因にも色々ありまして、脳(脳幹・小脳)が原因のものや、耳が原因のもの、首や肩の血液の流れが悪くなることによるものなどがあります。
症状で多いのが、起き上がったり、寝返り、いきなり上や下を向くなど、頭の位置を変えたときや、人によってはテレビの中の映像が早く流れただけでも瞬間的にぐるぐると目が回ったりします。
めまいは数秒~数十秒、ひどいものはそのまま起き上がれなくなったり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
先に述べた耳の原因も、症状として耳鳴りや難聴、これにめまいがあるとメニエール病と言われるものになります。
片方の手で耳を塞いで人の話を聞くと、それだけでフラッとしてしまいます。
しかし、やはり疲れやストレスからくるものがとても多いように感じます。
その方たちの身体を触ると、首や肩背部がガチガチに硬くなっていたり、首の可動域が少ない、首が回らないといった症状を訴える方が多くみられます。
また、年代でいうと、50~70代の方に多いような気がします。
その中には更年期が原因と思われる方もいらっしゃいました。
めまいの治療は、「このめまいが一体いつまで続くのか?」など精神的に疲れていることが多いので、まず心からリラックスさせながら阻血状態にある部分、特に首や肩などの血流をよくしてあげるのが一番だと思います。
また、やはり早めの処置が重要なので、もしも後頭部が重いなあとか、首を前後左右に振るとフラッとしたりするのであれば、まずゆっくり休みましょう。
少し休養をとりながら、親しい友達などとおしゃべりをしてストレスを発散するのもいいし、軽い運動をするのもいいでしょう。
要は心身の疲れからくるものが多いので、もしもストレスが溜まりすぎた時はちゃんと心身の改善を心掛けていけば大丈夫ですからね!
どうしても改善しない場合は、早急に治療していきましょう!