不眠症について㉚
2017年2月16日
夜の眠りが浅い方、起きてしまう方、何度も夢を見てしまう方など、ぐっすり眠れない方がたくさんいらっしゃいます。
睡眠時間の平均は、成人では約7-8時間ですが、人によっては深い睡眠をしっかりとれていれば短時間でも良い方もいるようです。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、簡単に言いますと、レム睡眠時はトイレに起きたくなったり、物音で目が覚めやすくなったり、よく夢を見たりします。
逆にノンレム睡眠は深い眠りに落ちている時で、脳や身体がお休みしてリラックスしている状態です。
一晩の眠りで大体ノンレムとレムが交互にリズミカルに現れて、その比率が約4対1くらいが良い睡眠とされています。
不眠症の症状としては、なかなか寝つけない、寝てもすぐ目が覚めてそれから眠れない、眠りが浅く一晩中寝たり起きたりしている、朝早く目が覚めるなどパターンがあります。
中には全く眠ることができない方もいます。
不眠に伴って頭痛やめまい、耳鳴り、精神不安定、食欲不振など様々な症状がありますが、これを解消しないともっと悪化していきます。
人の健康には睡眠は必要不可欠なのです。
不眠症になるケースは、疲労、精神的ストレスが大きな原因となることが多いのですが、例えば仕事をしていて、それがストレスと感じていない場合もあります。(最近、寝つきが悪いなぁ)とか、(あれ、不眠症かな?)と思うことで、さらに精神不安定な状態に陥ってしまうのです。
治療は基本的に頭部や頚部、背部などの緊張状態を十分緩めてあげるだけでも、その日の睡眠状態は改善するでしょう。
誰でもできるツボとしては「神門」があります。
場所は手首の手のひら側の横シワの小指側の端っこでちょうど小さい骨の下になります。
そこを親指でゆっくり押すだけでも不眠を少しは改善できると思います!
しかし、本当に頑固な不眠症の方もいらっしゃると思いますので、早期に治療されることをおすすめします。
ぐっすり寝て、清々しい朝を迎えましょう!