足がつる(ふくらはぎの痛み)⑨
2016年2月5日
睡眠中、朝方に突然、足がつって目覚めたりしたことはありませんか?
「足がつる」とは突然の激しい痛みを伴って筋肉が収縮、けいれんすることです。
特にふくらはぎがつる「こむら返り」があります。
足がつるのは、多くは筋肉の疲労によるもので、特に運動していなくても日常生活の疲れが積み重なって起こったり、普段は動かしていない方が激しい運動をした際になったりします。
運動した筋肉は通常柔らかくなるのですが、過度の刺激を受けると強く収縮し、足がつる原因になります。
他にも水泳などで足を冷やしたり、多量の発汗や下痢などの脱水症状で電解質(カリウムやマグネシウム)の不足になることでも原因になります。
夜中に足がつった時にはパニックになってしまいがちですが、まず筋肉を伸ばさなくてはいけません。
足先を手で掴んで足裏が反るように、ゆっくりと引きつけましょう。
こうすることで収縮したふくらはぎの筋肉を伸ばすことができます。
他にも壁に足の裏をしっかり押し当てて、筋肉を伸ばしてください。
もしもう一人いるのであれば、つった足を伸ばしたままゆっくりと持ち上げてください。
そうすると、一番効果的にふくらはぎを伸ばすことができます。
そして少し症状が和らいできたら、ふくらはぎをやさしく擦るようにマッサージをしたりして硬くなった筋肉をほぐしましょう。
朝になって起き上がれたら、つった方の足を後ろに引いて立ち、アキレス腱を伸ばすような姿勢をとると、その後は痛まないですみます。
筋肉を伸ばす際は、無理に強く伸ばしたり反動をつけたりしないでください。
無理に伸ばすと筋肉が肉離れを起こすこともあるので注意してください!
一度足がつると何度も繰り返してクセになってしまうので、普段から足を冷やさないように注意すると共に、マッサージやストレッチをするなどして筋肉を柔らかい状態に保ってください。
スポーツをする際には十分水分補給をすることを忘れないように気を付けてくださいね。