頭痛について⑧

2016年2月3日

「頭が痛い」というのは、万人が体験したことのある痛みのひとつですが、ここでは慢性的な頭痛の種類を述べでみたいと思います。

まず片頭痛、緊張型頭痛、群発型頭痛などがあります。

片頭痛文字通り頭の片側にズキンズキンと脈打つような痛みがあり、めまいや嘔吐を伴うこともあり、女性に多くみられます。

パソコンを使う方は、画面を片方の眼で見ていることが多いようで、よく左側の片頭痛をきたしやすいです。

緊張型頭痛とは、筋収縮性頭痛と呼ばれるくらいですから、頭の周囲ぐるりと全体的に重だるい感じが続きます。

よくある症状が首から肩背部にかけてのこわばり、筋肉の緊張があることが多いです。

群発性型頭痛は、痛みが1~2時間続いたり、一日に1~数回続いたりします。

片頭痛とよく似ているのですが、顔が赤くなったり目が痛くなったりと、痛み方がひどいということですね。

では、慢性的な頭痛は頭のどこが痛んでいるのでしょうか?

正解は頭の血管や頭の周りの筋肉が痛んでいるのです。

普段経験している頭痛の多くは、頭の血管が拡張したり、筋肉が緊張したりすることによって起こっています。

頭痛は特に雨が近づくと起こる人が多いですね。

古傷が痛んだり、花粉症、夏バテといった季節の変化によって症状が悪化したりもします。

今はまだ暑いので、気温が上昇すると血管が拡張し、皮膚の温度が上がって熱を拡散、つまり汗が出るわけですが、これが逆にクーラー等で気温を下げると血管が収縮し、熱が皮膚から拡散されません。

このように、いきなり気温や湿度が変化すると身体が対応しきれずに、血管の拡張や筋肉の収縮といった症状がでやすくなります。

その軽い予防としまして、クーラーは温度を下げすぎずに、時々は止めて扇風機の風にしたり、お風呂はちゃんと首までゆっくりつかるといった感じで身体を温めてください。

最後に、心から楽しめる時間を作ることも、予防医学の観点から重要なことです。

「心」が安定すると「身体」も安定してきますから、何事もバランスが大事ということですね!

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