㊲シンスプリントについて

2018年5月31日

いきなり座ったり、休んでいて長く走ったりすると、すねの内側が痛くなったりしますよね?

それで病院などに行くと「シンスプリントですね」と言われます。

シンスプリントは、すねの内側が痛い、ふくらはぎが痛い、走ったりジャンプすると痛い、骨を触っただけで痛いなどの初期症状がありますが、さらにひどくなると、走ったり立ったりしただけでなく、もはや何もしなくても痛くなってしまいます。

この時に無理に動かしているとさらに悪化してしまい、挙句には疲労骨折になってしまう場合もあります。

治療時には、走る練習など運動しているうちはなかなか治療効果が出ない場合が多いです。

痛くなる場所としては、すねの内側全体に痛みが出ることが多いと言われますが中には外側に痛みが出る場合もあります。

これは筋肉がその内側の骨に付着しているため、その筋肉が硬くなっているのに無理やり走ったり歩いたりジャンプしたりすると、骨に付いている筋肉が引っ張られるので、骨膜が耐え切れずに炎症を起こしてしまいます。

これが痛みになるのがシンスプリントです。

簡単な話ですが、要は筋肉さえほぐしていればなりにくいということです。

またシンスプリントは、よく癖になると言われています。

2回も3回もなる人はなると言われていますが、もちろん筋肉の量であったり激しい運動量であったりと、特別な理由もあると思うのですが、要するにきちんとケアしているかしていないかではないかと思います。

特にアイシングなどはおすすめしません。それよりは温めるなどする方がいいです。

また、すねだけを治療するのではなく、身体全体を治療していくことをお勧めします。

なぜなら筋肉は常に連動しているので、例えばふくらはぎにしてもその筋肉の下ではさらに筋肉があり、その筋肉は足首であったり足の指まで付着しているからです。

ですからすねだけを治療するのではなく、太ももや足の指まで治療して柔らかくしていくことが再発防止にもつながりますし、痛みを未然に防ぐことにもつながります。

まずはもう痛くならないように、以上のことに気をつけてしっかりとした身体作り、運動をしていきましょう。