冷え性⑰

2016年2月10日

現在、女性の2人に1人が冷え性だと言われています。

しかし近年、老若男女を問わず、男性や子どもでも悩んでいる人は多くいます。

冷え性は万病の元と言われるほど様々な症状を引き起こします。

冷え性とは体温に関係なく手足が冷たかったり、下腹部に冷えを感じたり、特定の部位だけが不快に感じられる状態が6ヶ月以上続く場合をいいます。

特に女性特有の病気である月経異常、更年期障害、便秘、不妊などは冷え症が大きく関わっていると言われています。

血行不良による症状には頭痛、肩こり、腰痛、顔や身体のむくみなど、骨盤内の血行不良による症状には月経に伴う便秘や肌荒れ、ニキビなどがあります。

冷え性の対処療法は、とにかく身体を冷やさないことです。

靴下や下着を重ね着して体を温かくしておくように心がけましょう。

肌寒い部屋に長時間いたりすると、身体がストレスを感じとり、自律神経系の働きが悪化し、血行の巡りが悪くなってしまいます。

仕事がデスクワークの人も、時々は席を立って歩いたり、ストレッチをしたりして、全身の血の巡りを改善しましょう。

また、冷たいものを飲んだり食べたりして身体を内側から冷やすのもよくありません。

飲み物もできるだけ温かいものか常温のものをとるように心がけましょう。

お風呂で温まってすぐ寝るようにしたり、体操など血行を良くする運動をしたり、身体のリズムを崩さないように規則正しい生活をすることも大切です。

体質改善には鍼灸が効果を発揮します。

鍼灸は血の巡りが悪くなった身体を元の状態に戻します。

もしあなたが冷え性を自覚されているのであれば、肩こりや片頭痛、寝つきが悪い、めまいがするなど、いずれかの症状をお持ちではないでしょうか?

これらの症状は熱が下半身に降りてこられず身体の上部に停滞しているために起こるのです。

言い換えれば、この熱が下に降りてきて足部を温め、足部の冷えを上に昇らせることによって頭痛や肩こりを解消させ、頭をスッキリさせ、健康な状態にするのです。

冷え性は治らないものと諦めず、根気よく体質の改善をしていくことを心掛けましょう!